婚活したにもかかわらず、恋愛がうまくいかない人は多いもの。
特に歳が35歳以上だったり、女性の割にキャリアがあったり、バツイチだったらなおさらです。
今日は、そんな不遇を乗り越えて運命の出会いをした二人の話です。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
母の死、その後の婚活を乗り越えて、すぐに結婚したAさん
29歳のAさんはある日、母の自殺をまのあたりにします。
うつ気味だった母親は、自らの手でこの世を去ってしまいました。
Aさんは悲しみに暮れますが、父親は誰も頼ることができず、一人で死後の処理などに駆けずり回ります。
その後父は、悲しみと責任や情けなさからお酒にハマってしまいました。
そのうち、Aさんの心はいつもぽっかりと穴が空いたような感じになってしまいました。
その結果、仕事も手につかず、その仕事を辞めてしまいました。
結婚適齢期の29歳、寂しさも手伝って、どうにかして結婚をしようと考えます。
『そうだ結婚相談所に行ってみよう』
そう考え、大手の結婚相談所の門を叩きました。
『心を満たしてくれて、裕福にしてくれる相手がいるはずだ!』
そう考えて結婚相談所で説明を受けたAさんはがっくり肩を落として結婚相談所を後にします。
入会のために請求された費用、これからかかる費用を考えると、Aさんにはとてもじゃないけど高すぎる金額でした。
『自分には仕事もお金も縁もない。。。』
だったら、もう、自分が楽しいと思えることだけして過ごそう。
そう考え、手軽に始めることができる、習い事を始めました。
そして、それと同時に就職活動も始めました。
数ヶ月たったある時、興味のあるセミナーに誘われました。
そしてその懇親会で、運命の人に出会うことになります!
当日から息があった二人は、翌日には付き合うことに!
そしてその3ヶ月後には結婚をしました。
相手は税理士の9歳上の男性。
自分には勿体無いくらいの好みの男性でした。そして、結婚相談所に行った時に考えていたくらいのお金をもった男性でした。
その時、Aさんは全てを捨て、新しい船出を切ったばかり。
こういう時にこそ、人は出会いがあるのだと、考えざるおえない気持ちでいっぱいでした。
その後、すぐにAさんの父親も他界。
別れがあるから出会いがある。彼女はそう思いながら、愛する人と気持ちを共に過ごしています。
何もかも、吹っ切れた時に出会った年下の男性
Bさんは38歳、26歳で離婚して一人子供がいます。
10年付き合う22歳も年上の男性がいました。
恩師であり、彼氏のような存在。いわば、不倫の関係と言えましたが、Bさんはもっと別の意味での付き合いだと考えていました。
ある時、22歳上の男性が他界。
10年も付き合った仲です。Bさんには否応もない心の空虚感ができてしまいました。
それまでどんなことがあっても包み隠さず相談できていた相手。
何かあれば、すぐに助けてくれた相手。
もちろん、結婚はできないけれど、金銭的にも援助してくれていた相手。
そんな相手が居なくなってしまったのです。
Bさんは彼に頼りっぱなしで生きてきた時間に気がつき、大きな不安が頭をもたげました。
誰かに頼って生きてきた人生は、Bさんを苦しめました。
精神論などの本を手にしたBさんは、自分の願いたいことや、今後付き合いたい相手のことをノートに書いていきました。
これで夢が叶うかもしれない!と。
婚活サイトに登録し、お金を持っている年上の相手を探します。きっと素敵な人にであえるはずだと、胸をときめかせながら。
なるべくスペックがよく、顔はブサイク寄りを探し、数回にわたり、念願のスペックの良い彼氏を作るのですが、どうしても相手より多くの支払いをして別れる結果となるのです。
自分と同じバツイチの彼や、独身で自分を同じような仕事をしている人を探しお付き合いをしました。
けれども、どの男性ともうまくいきません。
そこには、「誰かに頼りたい!」と言う、はびこったダメメンタルがありました。
自分で解決しなければ、このダメなメンタル同じものしか連れてこないのです。
Bさんはある時、婚活を辞めることにしました。
年齢は38歳、子供も大きくなっていました。
経済的には不安定ですが、自らを奮い立たせ「自分でなんとかする決心」をしたのです。
そして何より、スペック重視で相手を選んでも、お互いのフィーリングが合わなければ長くは続かないことがわかったのです。
けれどBさんはその5ヶ月後、自然と自分より年上の独身男性に出会います。
しかしその相手も実にダメな男性でした。
低給料で愚痴ばかり言い、気があるように見せかけて、誘われることもない。
しかしBさんはなんと、このダメな男性を好きになってしまったのです。
Bさんは、自分の中にあるダメなメンタルを彼に見だしてしまったのです。
人間は不思議なことに、自分が持っているものを現実に投影します。
ダメなメンタルを持っている時は、ダメなものしか現実に映し出されません。
結局Bさんはその彼とお付き合いすることはありませんでしたが
気持ちの中に重いものを持ってしまいました。
いわゆる「鬱っぽさ」です。
やらなければいけないことが手につかなくなってしまい、部屋も荒れてきました。
恋愛も、仕事も、生活もうまくいかない状態です。
悩むというより、何が悩みなのだかわからない状況の中、気持ちだけでも変えようと考えダメな男性のことを忘れることにしました。
まず物理的に離れる努力。
こちらからは声をかけない努力。そして「私は自分にぴったりの人に出会える!」
と考える努力をしました。
ある日の夜、行きつけのバーで出会いがありました。
しかし、そんな出会いはよくあることで、その日の出会いも、Bさんは恋愛に発展するものだと考えて居ませんでした。
その男性は、最近恋愛がうまくいかなかった話をバーのマスターとしており10歳も年下だったのです。
Bさんは子供を見るかのごとく話を聞き、そして自分のうまくいかなかった恋愛や諸事情についても話をして帰りました。
出会った彼は自分の年齢や子供がいることを知っているし、そして出会いがバーという環境。
何か起こるなんてBさんは想像もしていませんでした。
しかし翌日、彼の猛アピールが始まりました。
自分より10歳の相手に本気になれず、自信もないBさんは困惑します。
今までの恋愛とは違い、年下の男性相手にどういう態度をとっていいかもわかりません。
何故か親御さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
けれど、この考えがBさんにとっては功を奏しました。
年下だったため「相手に頼りたい!」という気持ちが0になったのです。
年下の男性は年齢などきにせずリーダーシップを取り、間も無くお付き合いが始まることになりました。
Bさんは、婚活前に自分が描いた理想の人に出会ったのです。
婚活で探していたよりもずっと理想の人に。
いかがでしたか?
この話はフィクションではありません。実際に起こった話を書いています。
シンデレラじゃないんだから、、、と思われる方もいるかもしれませんが、こういうストーリーは実は自分のまわりにもいくつか落ちているものです。
運命の出会いを遂げた彼女たちは、その時、大きな決断、別れを経験している人が多くいます。
そして、心の解放をしています。
たいていの人の恋愛は、以前の恋愛を思い出しながら失敗しないように考えるものです。
けれどそれではうまくいかないことが多いのです。
現実は「自分が考えていること」や「できてないこと」が投影される傾向にあります。
ネガティブなものを持っていればいるほど、それは目に見えて現れてしまうし、自分の理想を持っていないとそういう人には出会えませんし、自分もなれません。
信じていいのは、いつも自分だけです。環境やまわりからの言葉に惑わされないようにしましょう。
良い恋愛をしてくださいね!